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小林よしのり
2018.1.30 00:02日々の出来事

知性に憧れさえすればいい


今日も『おぼっちゃまくん』のシナリオ、8割方できて

いるが万全にして、コンテに移る。

コンテの段階でさらに細かいギャグを出す。

 

国家や社会を批評するだけでなく、完全フィクション

としてギャグ漫画も描く。

二刀流がやれるのだということを誇示していく。

 

『新・堕落論』で、文学・経済・哲学の古典を現代に

活かす手法をやってみたが、可能な限り分かりやすく

描いたので、知性への憧れがある人には分かって

もらえると思う。

無知に居直るのではなく、知性に憧れさえすればいい。

わしも無知だが、知性への憧れを捨てたことはない。

 

幻冬舎の担当・志儀氏とは、この『新・堕落論』の

延長線上で、描き下ろしでやってみたいテーマを

話してあるので、そのための読書も必要だ。

読書の時間を定期的に確保しなければならない。

 

スタッフに告知だが、明後日21日(木曜)が、

FLASH」『よしりん辻説法』の締め切り。

220日(火曜)が「SAPIO」『大東亜論』の締め切り。

227日(火曜)が「FLASH」『よしりん辻説法』の

締め切りになっている。

2月は「FLASH」の締め切りが二度ある。

『おぼっちゃまくん』も20日あたりが締め切りだ。

 

2月後半から、某誌の新連載のペン入れを開始する

予定だが、連載開始までに3本くらい描きためておか

ないと心配だ。

 

今年は4本連載で、描いて描いて描きまくる年になる。

このペースでも余裕ができるように習慣化しなければ

ならない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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